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糖質制限が当たり前のような世の中になってきましたね。
某牛丼チェーン店でも、糖質オフ丼を出したり、コンビニでは糖質カットのパンが売っていたり・・
糖質制限ダイエットは体重がどんどん落ちるようで、結果がすぐに見えるとやっぱりうれしいので続けやすいダイエットとして依然人気があるみたいです。
以前私がお世話になったパーソナルトレーナーの女性は、とてもスタイルが良く体脂肪率も16〜18%くらいだったそうですが、生理がない頃があったと言っていました。
しかも、はっきりと人間に糖質は必要ない、と言い切っていて、本人も糖質をほぼ摂らない生活をしているようでした。
私自身、糖質を摂らない生活をしたことがありますが、ダイエットうんぬんの前に体を壊しました・・
(あとで書きます。)
糖質制限とは、もともと糖尿病の人のために考えられた食事法です。
考え方としては、血糖値が上がる食物は糖質のみであり、その糖質を断てばインシュリン(別名:肥満ホルモン)が分泌されないので血糖値が安定し、太る原因の糖質を摂らないのでどんどん痩せる!!!というもの。
糖質制限を推奨する人の著書を読むと、糖質の悪口のオンパレード。
しかも、糖質さえ摂らなければあとは何を食べてもいいという・・
こんなうたい文句のおかげで、簡単!やりやすい!と、始める人が多いんですね。
キャッチーなCMで有名な某ジムも、筋トレと厳格な糖質制限で2ヶ月で結果にコミットしていますよね。
糖質制限ダイエットでうまくいく人は、代謝経路の切り替えができる人です。
私の見たところでは、体質的に男性にハマりやすい傾向がありますね。
食べたものを代謝するのには、いくつかの過程があって、もっともシンプルなのが
糖質の代謝です。
もちろん、これにも個人差があって、運動習慣のある人とない人では消費できるエネルギー、生み出せるエネルギー量に圧倒的に差があります。
ですが、どの人にとっても糖質の代謝というのは一番シンプルで体の負担になりにくいものです。
糖質制限ダイエットは、この糖質代謝(解糖系といいます)ではなく脂質の代謝に着目したものなんですね。
食べ物からの糖質を極力減らす、または断つことで脂質の代謝が回るようにし、
その結果脂肪が燃える・・という。
ケトン回路、ケトジェニックなどというんだけど、この代謝のおかげで糖質がなくても
元気に過ごせる、ということなんですね。
私の経験からいうと、この回路をうまく回せない人は糖質制限ダイエットでは効果が得られず、体調を崩します。
わかりやすいところだと、生理が止まる。
女性が糖質制限ダイエットを厳格にやったときによく起こることです。
私自身も人生で初めて生理が止まりました。
さんざん不摂生をしてきた私ですが、無生理になったことはなく大体生理周期も安定していたんですが、止まりました。
それと同時に、特に甘いもの好きではなかったはずなのに、甘いものへの執着がすごかったです。
体は糖質をエネルギー源としているのに、その糖質を断ったために体がおかしくなったんでしょうね。
ケトン回路を回せる人とそうでない人の詳しいメカニズムはよくわかりません。
男性のほうが効果を出せているのを見ると、筋肉量の違い(=体の強さの差)、女性は男性に比べてホルモンの影響を受けやすいので、男性より難しいのではと考えています。
何よりも、糖質制限ダイエットをやっていて、何か不快な症状がでていたらそれはあなたには合っていないと思ったほうがいいです。
・ぼーっとして、集中力がなくなった
・過食になった
・生理が止まった(遅れた、周期が乱れたなどもそう)
・皮脂の分泌が過剰になった
・便通がすっきりしなくなった(本来、ウォシュレットは必要ないし、臭いもきつくないはず)
・食後の満足感がなく、だらだら食べるようになった
・体温が下がった
これ、私はほぼ当てはまっていました・・!
そして、もっと悪い状況にすらなってしまいました。
(あまりに悲惨だったので、それは別で書いていきます。)
糖質制限ダイエットをやっている人、これからやろうとしている人は上に書いたような症状がないかチェックしてみてください。
こんな症状があるなら、ダイエットはもちろん、健康を保つことすら難しいってことなんです。
自分の体の声を聞いてあげるようにしましょう^^