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体質改善やダイエットを意識したした場合、基礎代謝は大事な要素です。
食べないダイエットなど、体に負担のかかることをしてきた人は加齢に加えてさらに代謝が下がった状態になっている場合があります。
食べないダイエットをはじめとする極端な健康法で痩せると、代謝が下がった状態でキープしないといけなくなります。
ずっと食べない状態をキープできる人ってそうはいないですよね。
たいていは、目標の体重に達すると、それまでの制限を解禁してしまいます。
そうすると、
代謝→下がっている
栄養→増える
ダイエット前であれば、無理なく消化吸収できていた量すら体は対応できなくなっています。
これがリバウンドです。
リバウンド後も代謝は戻らないので、以前より太りやすくなってしまうのです。
だから、代謝が下がらないようにすること、上げていく努力が必要なんですね。
基礎代謝とは、何もしなくても1日に消費するエネルギーのことです。
特別運動したりしなくても、ただ生きているだけでエネルギーを消費しているのです。
食べたものを消化したり、排泄をしたり、髪や爪が伸びるのもそうでね。
スポーツクラブなどでよく、筋肉をつけて基礎代謝をアップしましょう!!
こんな風に言われますが、筋肉による代謝よりも脳や内臓での代謝の割合のほうが大きいんです。
筋肉が20%なのに対して、脳や内臓は50%以上と言われています。
運動は大事です。
ストレス解消効果、血流アップなど良い点もありますし、健康に欠かせないものではあります。
だけど、それよりも前にもっと目を向けるところがあるんです。
それは、腸内環境です。
健康を考えた時に、何よりもまず優先させるべきは腸内環境です。
私たちは食べることで栄養を取り込み、それを消化吸収(代謝)して生きるためのエネルギーに変換しています。
これまでの記事で書いてきたように、できるだけ体に無駄な負担がかからず、体が喜ぶ食事を摂るべきです。
ただ、この栄養も良いものを食べればいいかというとそうではありません。
口に入れたものがそのままエネルギーになり、血や肉になるのではなく
体内で消化して、吸収しなければ何にもならないのです。
例えば、食べるお肉はすべてオーガニックのグラスフェッド(牧草餌)牛にしているとします。
普通のグレインフェッド(穀物餌)牛に比べると、当然お高いです。
ところがこの高価なお肉を食べていても、きちんと消化吸収できなければゴミ箱に捨てているのと何ら変わらず、体を作る材料になることもありません。
だったら、普通にスーパーで売っている牛肉をしっかり消化吸収できる人のほうが栄養が摂れているということになるんです。
腸内環境をはかる目安として、一番わかりやすいのはお通じです。
ただ単に毎日お通じがあればいいのではなく、その「状態」はどうでしょうか?
適度な水分を含み、するんと出る。
決してカチカチコロンでも、ゆるゆるでもなく、臭いが強くない。
意外と、ベストな状態な人は少ないのではないでしょうか?
一連の代謝の流れの中で、この排泄がうまくいっていないと新たに体にエネルギーをいれたとしても、交通渋滞が起きているようなものなのでスムーズに進まないんです。
体の毒素の排出は、
便・・75%
尿・・20%
爪、髪・・2〜3%
と言われています。
腸内細菌のバランスが崩れ、悪玉菌が多くなりすぎると、肌荒れ、頭痛などを引き起こすことも。
長年便秘で悩んでいる人は、老廃物を溜め込んでいる可能性が高く、その結果体に悪影響を与えているかもしれません。
運動を毎日する人は多くありません。
だけど、食事は1日3回します。
その度に働いてくれる体内の器官が健康でないと、代謝を上げることはできません。
ましてや、運動で代謝を上げようとトレーニングやエクササイズを頑張ったとしてもその効果も乏しいはずです。