お引っ越ししました。新しいブログはこちら
いまはもう古い感じがしますが少し前に腸内フローラ、という言葉が流行りました。
毎日のことなのでお通じをあまり気にしていない人もいますが、腸内環境が悪いと体質改善やダイエットはうまくいきません。
実際に体内を覗くことはできませんが、毎日のお通じが健康のバロメーター代わりになっているんです。
私たちは食べるという、「入れる」行為ばかりを重視して排泄という「出す」行為は軽視しがちです。
だけど本当はこの「出す」行為が先で、出せていないのに入れるのは代謝の視点から見てもかなりマイナスのことなんです。
きちんと出すことができていないのに、どんどん新しいものを入れるということは食べたものの一部をゴミ箱に捨てているようなものです。
せっかく美味しいもの、栄養の豊富なものを食べたとしても、それが体内で生かすことができなければ意味がないのです。
腸内環境が悪く、ガスや毒素がたまるとそれが血液に乗って全身を巡ると言われています。
その結果、
・アレルギー
・肌荒れ、にきび
・基礎代謝の低下
・冷え
などを引き起こすこともあります。
また、栄養の吸収率も下がるので深刻な栄養不足になることも。
十分なタンパク質を摂取しているのに、体タンパクが低いという人は吸収率の低下の疑ってください。
腸内環境は、腸内細菌のバランスがとても大事です。
悪玉菌=悪 と思われがちですが、決してそうではなく悪玉菌も必要です。
善玉菌、日和見菌、悪玉菌
この3つの理想的なバランスは、
30:60:10(善玉菌:日和見菌:悪玉菌)
といわれています。
日和見菌(ひよりみきん)とは、善でも悪でもない、どっちつかずの菌で
その時々で必要な働きをします。
世の中と同じで、腸内も白黒はっきりつかずグレーな部分があるってことです。
この大事な腸内菌をダメにするものは、
①非ステロイド性抗炎症薬
②塩素
③抗生物質
④肉の過食
です。
腸内菌を殺す=体が弱くなると考えてください。
①非ステロイド性抗炎症薬とは、頭痛薬をはじめとする鎮痛剤などのことです。
これらを常飲すると、いい菌が死にます。胃腸への影響が大きいのですが、肝臓や腎臓にも影響を与えることもわかっています。
肝臓と腎臓は体にとって解毒のとても大切な器官です。
②塩素は、浄水器を通さない水道水に入っています。
水道水を浄水器を通さずに飲むと、かなりの腸内菌が死ぬと言われています。
③抗生物質は、病院で処方されたことのある人ならわかると思いますが、
一緒にビオフェルミンなどの整腸剤が処方されます。
副作用としての胃腸への影響を考慮しているためです。
④肉を食べると悪玉菌が増えます。適量なら自然とバランスを保ってくれますが、
過剰だと悪玉菌優位になってしまうので、腸内環境悪化の原因になります。
薬=悪ではなく、何かあるとすぐ薬を軽々しく飲むこと、そもそも体の不調があることが問題なのです。
根本的に体を変えていけば、今飲んでいる頭痛薬や風邪のひきやすさなどは変えることができます。
水道水は使わずに、安心して飲める飲料水に変えましょう。
お肉がダメなのではありません。
お肉でしか摂れない栄養もあるので体には必要です。
メインディッシュはお肉ばかりでなく、魚や豆なども取り入れてバランスよく食べるといいです。
そして、腸内菌をUPするものを意識して摂るようにしてください。
おすすめは、
・味噌
・キムチ
・漬物
・納豆
です。
日本の昔ながらの発酵食品ですね。
乳酸菌というと、ヨーグルトと思う人がいますがヨーグルトよりも上記のもののほうがおすすめです。
私がおすすめしているご飯食に合うのも上記のものですよね。
味噌、キムチ、漬物、納豆などを上手に摂りながら、あなたの腸内菌を殺してしまう行動を減らす意識をしてみてください。